キーワード
ことばとこころ,認知言語学
目標・内容
私たちが日常の中で使っていることばには,文法と呼ばれる規則が存在します。日本語にもありますし,英語など外国語にもあります。外国語の文法を勉強しているときには,何かと日本語との違いばかりに目が行きがちですが,よく観察してみると共通点も数多くあることに気づかされます。果たしてそのような相違点や共通点はどこから来るのでしょうか。この授業では認知言語学という学問分野における知見を用いて,このような問題にアプローチしていきます。
認知言語学では,人間のことばや文法は,事物に対する私たちの知覚や認識の様式に深く根ざしていると考えます。もちろん,生物学的な特徴や環境によって,感じ方や「ものの見方」の可能性は多かれ少なかれ制限されます。これによりことばの共通性が生まれてきます。一方で,ものを見るのに取りうる視点は複数あること,状況によって見え方が異なってくることもまた事実です。そしてここに,ことばの多様性の要因が存在しています。
授業では毎回,認知言語学という学問を構成する様々なトピックを取り上げ,主に英語と日本語における事例を用いながら議論していきます。言語学や認知科学についての知識は前提としません。ことばやこころについて,もっと知りたい,深く考えてみたいという人に受講してもらいたいと考えています。
質問への回答と授業資料のダウンロード
毎回の授業中に示した質問への回答をオンラインで提出してもらいます。回答が送信されると次回の授業資料がダウンロードできます(前回の授業を欠席したなど、回答が難しい場合でもダウンロードは可能です)。
質問への回答と資料のダウンロードは授業の前日まで可能となっており、新しい質問への回答と資料は授業の翌日にアップロードされます。
- イントロダクション [授業資料]
- 認知言語学とは何か [授業資料]
- ことばと知覚 [授業資料]
- 認知と文化 [授業資料]
- カテゴリー化 [授業資料]
- メタファー [授業資料]
- メトニミー [授業資料]
- これまで提出された課題についての講評 [授業資料]
- スキーマ [授業資料]
- 主観性とグラウンディング [授業資料]
- 視点と視線 [授業資料]
- 言語の発達 [授業資料]
- これまで提出された課題についての講評とまとめ
学期末レポートについて
提出先 :京田辺教務課
締切日 :2009年7月27日(月)
内 容 :
すでに授業の中で説明した通り。調査の対象とする領域・分野を設定し、自分で集めた例文、事例、現象などを認知言語学の観点から分析する。授業の中で扱った内容と何らかの形で関連していること。
形 式 :
日本語を用い、PCで作成したものをA4用紙に出力。字数は注および参考文献を入れて2,000字以上であること。枚数は問わない。表紙を付け、内容に即した表題を明記すること。
注 意 :
上の条件(内容と形式)を満たさないレポートは採点の対象としない。